コラム

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 革製品
  4. 革製品の種類を徹底解説!用途別の特徴と長谷川製作所の革加工技術と実績

革製品の種類を徹底解説!用途別の特徴と長谷川製作所の革加工技術と実績

革製品の種類や特性を正しく理解することは、製品開発や取引の成功につながる重要なポイントです。この記事では、以下の内容を簡潔にまとめてご紹介します。

  • 牛革、豚革、羊革などの種類ごとの特徴と用途
  • フルグレインやヌバックなどの加工技術の違い
  • 革製品の品質を保つためのケア方法
  • 長谷川製作所の高品質な革加工技術と実績

革選びやメンテナンスで迷っている企業様も、この記事を参考にすることで、製品価値を高める具体的なヒントが得られるはずです。ぜひ最後までご覧いただき、自社のビジネスに活かしてください!

革製品の種類とは?

革製品に使用される革には、用途や目的に応じてさまざまな種類があります。

革の特徴や用途について詳しく知りたい方は、『日本皮革産業連合会』の公式サイトをご覧ください。

それぞれの革には独自の特性があり、製品の仕上がりや耐久性、デザイン性に大きな影響を与えます。

以下に、革製品でよく使用される革の種類を一覧表でご紹介します。用途に適した革を選ぶ際の参考にしてください。

 
革の種類 特徴 主な革製品
牛革(カウレザー) 耐久性が高く美しい仕上がり。種類によって柔らかさや強度が異なる。 バッグ、財布、ベルト、家具
豚革(ピッグスキン) 通気性が良く柔らかい。摩擦に強く内側生地にも使用される。 靴、バッグ、ウェア、小物
馬革(ホースハイド) 柔らかくしなやか。コードバンは特に硬く高級。 靴、バッグ、ランドセル、小物
山羊革(ゴートスキン) 耐久性が高く、湿気や傷に強い。 靴、ウェア、ハンドバッグ、手袋
羊革(シープスキン) 柔らかく断熱性に優れる。強度もあり防寒用に適する。 帽子、ウェア、ゴルフグローブ
ワニ革(クロコダイルレザー) 非常に強度が高く、高級エキゾチックレザー。 ハンドバッグ、ベルト、財布、小物
蛇革(パイソンレザー) 独特な鱗模様が特徴。柔らかくて強度もある。 ハンドバッグ、ブーツ、小物

革の種類ごとに特徴を理解し、用途に応じた革を選ぶことで、製品の品質や満足度を大きく向上させることができます。たとえば、耐久性を重視するなら牛革、軽さや通気性が求められる製品には豚革、高級感を演出するにはワニ革や蛇革が最適です。

次に、それぞれの用途に最適な革をどのように選べば良いか、具体的なポイントを解説します。

革製品の種類に合った具体的な選び方のポイント

バッグや財布に最適な革製品の種類

おすすめの革: 牛革

理由: 耐久性が高く、形状を保ちやすい。日常使いに最適な強度と美しさを兼ね備える。

ジャケットや靴のライニングに適した革製品の種類

おすすめの革: 豚革

理由: 軽さと通気性に優れ、蒸れにくく快適な着心地を実現。

手袋や防寒着に適した革製品の種類

おすすめの革: 羊革

理由: 柔らかさと断熱性があり、寒冷地での使用に適している。

高級ハンドバッグやアクセサリーに適した革製品の種類

おすすめの革: ワニ革や蛇革

理由: 独特の模様と光沢が高級感を演出。耐久性も高く、特別なデザインに最適。

靴やランドセルに最適な革製品の種類

おすすめの革: 馬革(コードバン)

理由: 耐久性と光沢を持ち、長く使える素材として人気。

革の選び方|製品に適した革を選ぶポイント

革製品を製造・販売する際に、どの革を選ぶかは製品の品質や顧客満足度を左右する重要な要素です。このセクションでは、用途に応じた革の選び方を解説します。

革の種類が分かったら、次は選び方をチェック!製品に最適な革を選ぶポイントとは?

革の種類を理解したら、自社製品に最適な革を選ぶステップに進みましょう。以下のポイントを参考にすると、製品の価値をさらに高めることができます。

耐久性や柔軟性を重視
例:バッグや財布には耐久性の高い牛革がおすすめ。

  • 牛革は繊維構造が密で、長期間の使用にも耐えられる耐久性が特徴です。
  • 柔軟性があり、加工の幅も広いため、さまざまな製品に適しています。

軽さや通気性を求める場合
例:ジャケットや靴のライニングには豚革が最適。

  • 豚革は毛穴が大きく通気性が良いため、軽量で快適な着心地を提供します。
  • 靴やジャケットの内側素材として特に人気です。

高級感や希少性を追求
例:高級ハンドバッグにはワニ革やパイソンレザーが人気。

  • 独特の模様や光沢が高級感を演出し、希少性の高さからブランド価値を高めます。
  • 耐久性も兼ね備え、特別な製品に適した素材です。

バッグや財布には耐久性と美しさを兼ね備えた牛革が最適。一方で、防寒性や柔らかさを求めるジャケットや手袋には羊革がおすすめです。

また、高級感や希少性を重視する場合はニ革コードバンといったエキゾチックレザーが選ばれることが多いです。

革製品の種類が広がる!加工方法による違いと影響

革製品は、その種類だけでなく加工方法によっても特徴が大きく変わります。加工方法(フィニッシュ)は、革の見た目や耐久性、触り心地に直接影響を与え、製品の価値や使い勝手を決定づけます。

ここでは、代表的な革の加工方法を一覧表で分かりやすくご紹介します。

 
加工方法 特徴 メリット デメリット
ヌメ革 仕上げ加工がされていない自然な革。経年変化(エイジング)が楽しめる。 自然な風合い、使い込むほど味わい深くなる。 デリケートで水や汚れに弱い。
オイルレザー オイルを含ませた革。しなやかで丈夫、傷にも強い。 柔らかさと耐久性が向上。傷がつきにくい。 オイルが抜けると手入れが必要。
エナメルレザー 表面にウレタン樹脂などを塗布し艶やかな仕上がり。水や汚れに強い。 高い耐水性と光沢感、手入れが簡単。 経年変化を楽しめない。
ガラスレザー 表面を削り、塗料で均一に仕上げた革。耐水性が高く、手入れがほぼ不要。 傷や汚れが目立ちにくく、価格が手ごろ。 革の自然な風合いが感じられない。
ブライドルレザー ロウをしみこませた強靭な革。高い耐久性と独特の光沢感が特徴。 高級感があり、耐久性抜群。 加工に手間がかかるため高価。
スウェード 革の内側を起毛させた柔らかい仕上げ。温かみのある風合い。 柔らかな手触りとカジュアルな雰囲気。 汚れや水に弱く、手入れが難しい。
ヌバック 革の表面を起毛させた加工。スウェードより滑らかな質感。 マットな質感で高級感がある。 汚れが付きやすく、手入れに注意が必要。
シュリンクレザー 革を収縮させて柔らかさと独特のシボ感を持たせた加工。 柔らかく傷が目立ちにくい。 シワの入り方が一定でないため、個体差がある。
型押し プレスで凹凸模様をつけた革。爬虫類柄など多彩なデザインが可能。 デザイン性が高く、耐久性にも優れる。 自然な革の風合いは失われる。
銀付き革 表面をそのまま使用した高級革。加工を施さず革本来の風合いを楽しめる。 高級感と自然な質感を提供。 非常にデリケートで扱いに注意が必要。

革製品を長く使うためのケア方法

革製品を長持ちさせるケア方法

牛革(カウレザー)

革用クリームで保湿し、柔らかい布で汚れを拭き取る。

豚革(ピッグスキン)

通気性の良い場所で保管し、乾いた布で軽く拭く。

馬革(ホースハイド)

革用クリームで保湿。コードバンは専用ブラシで光沢を出す。

山羊革(ゴートスキン)

柔らかいブラシで汚れを落とし、必要に応じてクリームを薄く塗布。

羊革(シープスキン)

柔らかい布で拭き取り、保湿クリームでケア。乾燥した場所で保管。

ワニ革(クロコダイルレザー)

専用クリームでケア。湿気や乾燥を避け、柔らかい布で拭く。

蛇革(パイソンレザー)

専用ケア用品を使い、鱗の方向に沿って拭く。

スエード・ヌバック

起毛革用ブラシで汚れを落とし、防水スプレーで保護。

エナメルレザー

エナメルクリーナーで拭いて光沢を保つ。

日常のケア方法

  • 防水スプレーで汚れや水から保護。
  • 定期的に革専用クリームを塗布して保湿。

カビ・乾燥対策

  • シリカゲルで湿気を防ぎ、乾燥した場所で保管。
  • 長期間使用しない場合は通気性の良い布袋に収納。

長谷川製作所の革製品が選ばれる理由

選ばれるポイント

  • 100年以上の歴史と信頼: 1916年の創業以来、皮革袋物専門メーカーとして培った豊富な経験と信頼。
  • 高品質な素材の使用: 厳選された上質な素材を用い、耐久性と美しさを兼ね備えた製品を提供している。
  • 設計から製造(提携工場)の細かな確認、自社内検品、梱包を一貫して行い、徹底した品質管理。
  • カスタムメイド対応: 顧客の要望に応じたオリジナル製品の製作が可能で、細かなニーズにも柔軟に対応。
  • OEM/ODMの実績: ブランドや企業向けの製品製造にも対応し、多様なニーズに応えている。

これらの強みを活かし、長谷川製作所は高品質な革製品を提供し続けています。

革製品の種類に関するよくある質問(Q&A)

Q1: 牛革と羊革の違いは何ですか?

A1: 牛革は耐久性が高く、バッグや財布に最適。一方、羊革は柔らかく軽量で、ジャケットや手袋に向いています。

Q2: スウェードとヌバックの違いは何ですか?

A2: スウェードは革の内側を起毛させたもので柔らかく温かみがあり、ヌバックは革の表面を起毛させたものでマットで滑らかな質感が特徴です。

まとめ:革製品の種類を知り、製品価値を高めよう

革製品の種類や加工技術を理解することは、企業の競争力を高める重要なポイントです。

長谷川製作所は、豊富な実績と高品質な加工技術で、企業の多様なニーズに応える革製品を提供しています。製品開発や取引の成功をサポートする最適な提案をぜひご活用ください。

詳しくは公式サイトからお問い合わせください。

 

関連記事