OEM商品の例を業界別に紹介!実際に制作する際の流れは?
100年以上の歴史と実績を持つ皮革袋物専門メーカーとOEM商品を作りませんか?
こんにちは、株式会社長谷川製作所です。
「OEM商品の事例を詳しく知りたい」「OEMって実際どんな感じなの?」
そんなあなたに向けて、今回はOEM商品の例について業界別に詳しく解説していきます。
OEM商品が使われている業界の例
そもそもOEMとは、Original Equipment Manufacturingの頭文字を略したもので、自社のブランド製品を他社へ委託製造する工程のことです。もっと簡単にいうと、ブランド企業が製造メーカーに自社ブランド商品の製造を依頼し、製造メーカーがそれを納品する分業のような生産方法になります。企画開発はブランド企業で、製造は製造メーカーで行うことで、それぞれの得意分野を活かしてクオリティの高い製品を作ることができます。
OEMは多くの業界で普及していますが、中でもよく使われているのが以下の業界です。
- 自動車業界
- アパレル業界
- 食品業界
- 化粧品業界
- 家電業界
業界別に、どのようにしてOEMが利用されているのかを見ていきましょう。
自動車業界
自動車業界は、日本において古くからOEMが盛んな業界です。自動車メーカーでは、他メーカーに自動車パーツを委託し、エンブレムと車名を自社オリジナルのものにした自動車(OEM車)が販売されています。中にはメーカー同士で内容がほとんど同じ車種もあります。
例えば、ダイハツ「ロッキー」とトヨタの「ライズ」です。ダイハツが開発したロッキーの部品をトヨタに一部OEM供給し、それをトヨタがライズとして販売している、という関係になります。
このような形態が浸透したのは、各メーカーにとって低コストで商品のラインナップを広げられるというメリットがあるからです。また、OEM受託側は他社の分まで生産を行うことで製造のコストダウンも可能になります。
アパレル業界
アパレル業界は短いスパンで商品を入れ替える必要があり、トレンドの移り変わりも激しい業界です。そのため、小ロット生産で品数を柔軟に管理できるOEMとマッチしています。こうした在庫リスク回避などの観点からOEMが多く利用されています。
アパレル業界ではユニクロが代表的です。ユニクロは製造をOEM生産で外部の工場に委託しており、コストダウンを実現しています。縫製工場は日本、中国、ベトナム、バングラデシュなど世界各地に存在しています。
食品業界
食品業界でもOEMは古くから行われています。各ブランドが個別にOEMを行い店頭に並べたものもそうですが、食品業界にはPB(Private Brand)と呼ばれる独特の形態があります。
PBとは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店やサービス業者がOEMを用いて展開した独自のブランドです。例を挙げると、イオンのトップバリュは代表的なPBです。コンビニエンスストアで販売されている店名のついたパッケージのお菓子などもPBにあたります。
化粧品業界
化粧品を製造および販売するためには「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」という資格が必要です。化粧品OEMを請け負う会社はこの資格を有しているため、OEMを利用すればブランド側がこの資格を所持する必要がなくなります。さらに自社工場も不要になるため、自社ブランド製品の生産がとても簡単になるのです。このような理由から、化粧品業界においてOEMはなくてはならない存在となっています。
また、化粧品業界でもPBは盛んであり、代表的なものにマツキヨココカラ&カンパニーのレシピオシリーズがあります。
家電業界
実はOEM商品としてもっとも歴史が古いのが家電です。OEMは1950年ごろのアメリカが発祥で、もとはパソコンの部品から始まったものでした。
家電の製造には通常大きな初期投資が必要ですが、現在はOEMの活用によってコストを抑えて製品を作ることが可能になりました。
私たちの生活に欠かせなくなったスマートフォンやタブレットもOEM生産が行われています。海外の企業に生産を委託しているApple社のiPhoneが身近な例です。
OEMにおける実際の流れと製作事例
株式会社長谷川製作所では主に皮革袋物のOEMを取り扱っております。財布、バッグ、ペンケース、ベルト、革小物、各種ノベルティなど、革に関するさまざまな商品をお作りいたします。
弊社の製作事例はこちらよりご覧ください。
OEM商品を取り扱う際、実際の流れはどのようになるのでしょうか?弊社を例にとって見ていきます。
①お問い合わせ
OEMご発注の際は、まずはじめにお問い合わせフォーム、またはお電話よりお問い合わせをお願いします。
②お打ち合わせ・概算お見積り
お打ち合わせにて型や仕様、実際に使用する素材など、素材サンプルと照らし合わせながらお客様のご希望をじっくりとお伺いします。この際に概算でのお見積りもお話しさせていただきます。
③サンプル製作
お打ち合わせの内容をもとに、有償サンプルを制作します。サンプルが確定した場合は、そのまま次のご発注へと進みます。修正をして再度サンプルが必要となる場合、改めてじっくりと打ち合わせを行い、有償セカンドサンプル制作をします。
④正式なお見積り・ご発注
仕様と数量が確定したところで、正式なお見積りをいたします。
お見積りにご納得いただきましたら、正式にご発注をお願いいたします。ご発注の際には、納期やご注意いただきたい点などのお打ち合わせも行います。
⑤生産・検品
株式会社長谷川製作所では海外に6拠点、国内に3拠点の製造ラインがあります。サンプルをもとに、最適な拠点にて生産を行います。製品の仕様や量産数量により異なりますが、生産期間は2〜3ヶ月が目安です。
長谷川製作所では検品を行っており、生産途中は長谷川製作所にて抜き取り検査や製造チェックなどを実施しています。生産後も製造ラインでの検品に加え、長谷川製作所内でもベテランスタッフによる検品を行います。
⑥納品・お支払い
製品が完成したら、お客様のご都合に合わせ、引き取り・配達・発送にてご指定の場所へ納品します。その後に請求書を送付しますので、ご入金をお願いいたします。
ご入金の確認ができましたら、OEMのお取り引きが完了となります。
株式会社長谷川製作所でOEMをしてみませんか?
株式会社長谷川製作所は、100年以上の歴史を持つ皮革袋物専門メーカーです。皮革袋物を専門にOEMを承っております。
イメージを形にするためお客様のこだわりを丁寧にお伺いし、細やかにご対応いたします。
世界各国の牛革、豚革、山羊革、鹿革、馬革など、豊富な革素材を取り扱っているため、革素材のご提案はお任せください。革以外に、マイクロファイバー(人工皮革)、PU(合皮)、ナイロン、ポリエステル、帆布などもご用意しております。思わず目移りしてしまう豊富な素材の中からこだわり抜いて、あなたの理想を形にしませんか?
株式会社長谷川製作所は老舗メーカーならではの高品質な素材と確かな生産力で、あなたのブランドを輝かせるお手伝いをします。製造に関するサポートはどうぞお任せくださいね。
ノウハウがなくても、ご相談いただけましたら、二人三脚でオリジナル製品を製造可能です。
詳細につきましては、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
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